10年の事実婚を終わらせた日、私は自分を選んだ
- 恋人ファーストになってしまっている人
- 事実婚・同棲中・長年交際で「今さら終われない」と感じている人
- 長い恋を終わらせることを“裏切り”だと思ってしまう人
こんにちは。つき(@tuki10suppon)です。
事実婚をした彼は、学生の頃から一緒にいた人でした。
気づけば10年。付き合っていた頃から含めれば15年。
とても長い時間を過ごしてきました。

そんな彼との別れの話。そして私が自分を選んで進んだ話をここには残しておきます。
10年という時間の中で私は不幸だったのか?
最初に言いたいのは、私は幸せでした。
学生の頃から一緒だった相手。
我の強い彼と一緒だったからこそ感じていたおもしろさ。
落ち着いた彼だったからこそ感じていた安心感。
不器用だけど自分を一途に思ってくれていることがわかる行動。
自分というものしっかり持っていたからこその尊敬。
私がやりたいことを否定しない寛大さ。
大きな喧嘩もなければ、浮気をされたなんてことも1度もありませんでした。
10年という長い時間一緒に過ごせたのは、もちろん好きだったから。
彼を嫌いになったから別れる選択をした訳ではありません。
それでも別れを選んだのは、私が彼に対して関わり方を間違えてしまったから。自分自身の責任。

彼と一緒にいた時間は本当に穏やかでした。
友達の結婚報告で生まれた不安
私の中で何かが変わった日を今でも覚えています。
それは、仲の良い友達から結婚報告をもらったあの日。
プロポーズの話、籍を入れに行った日の話、新居をどこにするかの話、これからのこどもの話、旦那さんの仕事の話、相手方のご両親の話……。
これからの未来を2人で一緒に作っていくことを考えているからこそ幸せが溢れていて、そんな友達を見ていてとても嬉しくなった。
嬉しくなった反面、私の心の中に小さな不安が生まれた。
籍は入れてはいないけれど、お互いが事実婚の意識をもって生活をしていた。
お互いの両親にも報告して理解してもらって仲良くやっている。
だけど、なんだろう?
結婚には責任が伴う。
やっぱりそこには「一緒に生きていく」という覚悟があって、運命共同体のような強さを感じたんです。
じゃあ私たちは?
2人の未来ではなくそれぞれが好きなように未来を描いている。
いくらお互いが事実婚の意識を持っていても、同棲していた頃と何も変わらない。
夫、パートナーというよりは、同居人という言葉がしっくりきてしまった。
そんな状態に、急に虚しさが襲ってきました。

ちゃんとした目的をもって事実婚を選んだ訳ではない私は、この先の未来が空白なことに急に不安になったんです。
穏やかなようでいびつな関係
わたしたちの関係はいつでも穏やかでした。
なんなら穏やかすぎた。
いろんなカップルや夫婦は、お互いの未来を一緒に描いていくために、話し合いやお互いの考えや気持ちを共有する。
その結果、時にはぶつかって喧嘩もする。
私たちはこれをしてこなかった。
だから未来が空白なんです。
してこなかっただと語弊がありました。
私がその機会を奪っていました。
嫌われたくないから黙っておこうじゃなくて、関係を大切にしたいからこそ話し合いが必要だった。
長く大切にしたい人こそ、最後まで向き合う覚悟が必要だったんです。
私がそれをできなかったから、いびつな関係になってしまった。
いびつな関係になった原因
- 常に恋人ファーストだった
- 自分の考えや思いを飲み込んでしまっていた
常に恋人ファーストだった
彼の予定を聞いてから自分の予定をたてる。
彼から頼まれた訳じゃないのに疲れていると思い彼担当の家事まで勝手にしていた。
彼の避けたい話だったらその話はしない。
彼の機嫌が悪い時は何かしなきゃと尽くしてしまう。
そんなことを続けていたことで、彼の人生を支える脇役に自分からなっていたんです。
決して彼が威圧的だったわけでもなんでもありません。
自分からしていました。
自分の考えや思いを飲み込んでしまっていた
私は嫌われたくなくて、自分の心にフタをしていました。
私は彼と結婚がしたかった。
だけど、彼は結婚という形を拒んでいるのを話してくれていたのでわかっていました。
あの時、私はそこから先の自分はどうしたいかを話せず飲み込んでしまいました。
彼にとって理想の彼女でいたい。
これを言ったら彼の気持ちが離れていってしまうかもしれない。
嫌われてしまうかもしれない。
そんな気持ちがいつも心のどこかにあったから、わたしはずっと自分であって自分じゃない誰かになっていた。
自分の考えや思いにフタをすればするほど、心の距離が遠くなることに気づくのに、かなりの時間を要してしまいました。
私が終わらせることを選んだ理由
1番の理由は、偽らない自分を大切にしたくなったから。
これ以上彼にとっての理想のパートナーでい続けようとしてしまったら、本当の自分が一生顔を出せなくなってしまう。
自分の人生なのに、自分の人生じゃないような苦しさに気づいてしまってから、今の状況が途端に苦しくなった。
たとえ1人で生きていくことになっても、自分らしくいれるようにこれから向き合っていきたい。
ちゃんと誰かの人生の脇役じゃなくて、自分の人生を歩きたい。
そして、私はもう限界だったんだと思う。疲れちゃった。
彼にとっての理想のパートナーでいようとして頑張りすぎたんだと思う。
自分を休ませてあげる時間や、ちゃんと自分を大切にする時間が欲しいと感じたんです。
それに、話し合いをしてこれから先関係を立て直す力が私にはもう残っていなかったんです。
別れを選んだ理由
- 自分ファーストでいたいと思ったから
- これから先の自分の幸せを願ったから
- 頑張りすぎて疲れてたから
- これから関係を立て直すにはあまりにも遅すぎたから
別れた直後、思ったよりも静かだった
別れを伝えた日は、とても静かだでした。
彼からしたら意味がわからなかったと思う。
「今までの私は本当の自分じゃありません。好きな人の理想を叶えようとして無理をしていました。」なんて……。
今さら?って怒りを出したってよかったんだよ。
それなのに彼は、静かに私の話を聞いてとても悲しそうな顔で「そっか。わかった。気づかなくってごめん。」って。
彼の言葉を聞いた時、ぽっかりした空白を感じた。
彼の落ち込む姿に揺れた日もありました。
罪悪感で、何度も戻りそうになりました。
でも戻らなかった。
自分でたくさん悩んで決めたことだから。
10年は無駄じゃない。
私はこの10年で、自分の悪い癖も、我慢の仕方も、寄り添い方も、そして”限界”の見つけ方も学びました。
あの時の私、そして悩んでいるあなたへ
この文章を最後まで読んでくれた人は、きっと今のままでいいのかな?って悩んでいる人ですよね。
大丈夫です。
わたしもたくさん悩みました。
「この先私は、自分の人生をちゃんと歩けるのかな?幸せになれるのかな?」って泣いた夜がありました。
ひとりになるのが怖い人もいると思う。
今まで一緒にいた時間が長かったからこそ手放せずにいる人もいると思う。
もう年齢が年齢だから……って諦めてる人もいると思う。
怖さの先にしか見えない景色は本当にあるよ。
自分の幸せをちゃんと願えてる?
自分を大切にできてる?
誰かの人生の脇役になっていない?
自分の心に嘘をついていない?
一度自分に問いかけてみて欲しい。
ひとりになってみて、ひとりになることは別に怖いことじゃなかったよ?
自分の足でしっかり立つって大変なこともあるけど、案外楽しいしのびのびできる。
それにね、ちゃんとまた誰かを好きにだってなれる。
そして何より、自分を大切にできる。
あの日、終わらせたのは恋だけじゃなかったみたい。
“自分を後回しにする生き方”を、終わらせたんだと思います。
もし今、同じ場所で立ち止まっている人がいるなら、急がなくていい。
でも、自分の声だけは置いていかないで。
ちゃんと耳を傾けて。
きっとあなたも、選び直せる日がくるよ。
-fin-




